活動内容

コンクリート二次製品事前審査委員会による審査制度

石川県内の公共工事に使用する石川県内で製造するコンクリート二次製品(石川県エコ・リサイクル製品である「溶融スラグリサイクルコンクリート製品シリーズ」や「フライアッシュリサイクルコンクリート製品シリーズ」)に関して、その品質を確保するとともに、その品質管理業務の合理化を図ることを目的とし、当協会の「コンクリート二次製品事前審査委員会」による審査制度を設けています。

コンクリート二次製品事前審査委員会の審査により、「認定」を受けた二次製品は、製品コード番号を報告し監督員の確認を得ることにより、製品の試験成績表等を省略でき、提出書類の削減、省資源化や省力化が図られています。

事前審査では、製造工場およびその工場で製造される二次製品の品質確認のため、事前審査委員会が定める審査基準に基づき、設備の管理、材料の管理、製造工程の管理、二次製品の品質、製品の管理等について、製造工場およびその工場で製造する二次製品を事前に審査します。
立入調査員は、調査の結果を委員会に報告し、事前審査委員会は、この調査結果に基づき適否の判定を行います。
委員会で認定された製造工場について、委員会は認定証を発行します。
認定の有効期間は、各年度4月1日から1年間となります。
事前審査委員会(令和6年度)
役職 氏名 所属 所属先役職等
委員長 桝谷 浩 金沢大学 名誉教授 
(工学博士)
委員 渡辺 竜哉 石川県農林水産部 
農業経営戦略課
技術管理室長
委員 松尾 和弘 石川県土木部 監理課 技術管理室長
委員 安達 忍 金沢市都市整備局 
都市計画課
設計技術管理室長
(兼)都市計画課長補佐
委員 上田 信二 石川県コンクリート診断士会 診断士会推薦の者
委員 辻 伸幸 太平洋セメント株式会社 メーカー団体推薦の者
事務局員 中川 敬雄 一般社団法人
石川県コンクリート製品協会
会長
事務局員 大森 保明 一般社団法人
石川県コンクリート製品協会
副会長
(技術委員長)
事務局員 廣瀬 登喜夫 一般社団法人
石川県コンクリート製品協会
事務局長
  • 書類審査状況
  • 貯蔵設備・骨材ヤード確認
  • 溶融スラグ製品検査状況
溶融スラグ
一般廃棄物をRDF化(ごみ固形化燃料)し、高温で焼却した後に出る灰を急激に冷やすと、天然の砂や石の代わりになる溶融スラグができます。
溶融スラグ混入の製品は無混入と同等の性能を有しております。
フライアッシュ
石炭火力発電所で、微粉砕した石炭をボイラー内で燃焼させると、溶融状態になった灰の粒子は高温の燃焼ガス中を浮遊しボイラー出口で温度が低下するにともない球形微細粒子となり、電気集じん器で採取したものがフライアッシュです。
主成分はシリカとアルミナで、ポゾラン活性等があるためコンクリート混和材として用いた場合次のような特長が現れます。

●流動性の向上
●水密性の向上
●水和発熱低減
●長期強度の向上
●アルカリ骨材反応抑制

製品の詳細は、石川県コンクリート製品協同組合のホームページでご確認ください。

石川県コンクリート製品協同組合

石川県エコ・リサイクル製品認定制度とは

県内で発生した循環資源を出来るだけ県内で利用する地域完結型リサイクル社会の構築を目指し、定められた制度です。
品質、安全性、再生資源の配合率等を審査し、一定の基準に適合する製品が認定されます。